連日30℃超えの猛暑が続いていますが、現場は今日も元気に稼働中です!
今回は、山口県防府市佐波川水系の鈴屋付近にて行った、旭イノベックス社の特許製品である「ステンレス製バランスウェイト式フラップゲート」の据付作業の様子をご紹介します。
このフラップゲートは、人力操作を必要とせず、災害時でも人が危険にさらされることなく河川の水位調整、逆流防止が可能な設備です。
詳細が気になる方は、下記のサイトをご覧ください!
https://www.asahi-inovex.co.jp/ironworks/auto_gate.html
こまめな水分補給と休憩をはさみ、熱中症に気を付けつつ作業を進めました。
「ウェイトアーム+主軸」の荷受け状況です。
これだけで、2t以上の重量があります。
その後の組み立ても考慮しつつ、現場の空いたスペースに仮置きをします。
こちらは扉体本体で、重量にしてなんと4tほどあります😲
こちらもバランスを整え、先ほど置いたウェイトアームの横に仮置きします。
次に、最初に搬入した「ウェイトアーム+主軸」と先ほどの「扉体本体」を、ドリフトピンを使って穴ズレを最小限に抑えつつボルトで締結していきます。
扉体の左右でボルトを取り付ける構造のため、アームとの取り付けにわずか数ミリのズレがあるだけでも、設備の動作に支障が出てしまいます。そのため、慎重に作業を進めています。
ボルトの取り付け後は、ナットの抜け防止のために割ピンを差し込みます。
いよいよ扉体の据付です。
クレーンの親フック・子フックを使って、扉体を慎重に起こし、実際の取り付け向きに合わせていきます。
扉体の背面には、フロートと呼ばれる部材を取り付けます。
これは水位によって扉が自然に動くための、重要なパーツです。
扉体の主軸とつながっているブラケットを、あらかじめコンクリート躯体に埋め込んでおいた金物にボルトでしっかりと締結。
その後、バランスウェイトを載せて、据付完了です!
このあとは、扉体の密閉性を確保するための「水密調整」作業です。
微調整が必要な繊細な工程ですが、確実な動作のために欠かせない大切な作業です。
設備をきちんと機能させるための“最後のひと仕事”、水密調整の様子は、また別の機会にご紹介します!
それでは今日も一日ご安全に!!
弊社では今回のゲートを含めポンプや除塵機など、その他にも多様な機械の据付に関するご相談も承っております。
機械器具設置工事はぜひお気軽に弊社までお問い合わせください!