機械器具設置工事は難しい!?管工事との違いや仕事内容を解説!

皆さんこんにちは、創業55年目であり山口県防府市を拠点に、県内・隣県を中心に管工事・機械器具設置工事などを手掛けている株式会社山本工業です。


皆さんはあまり聞き馴染みのない仕事ながらも、日本が世界に誇る自動車産業の工場生産で欠かすことのできない、そして、人知れず各地域に点在するポンプ場など生活基盤を維持する上で必要な機械を据え付ける「機械器具設置工事」をご存知でしょうか?


実のところ、機械器具設置工事業とは非常に複雑です。

そこで今回は、その機械器具設置工事についてざっくりと分かりやすくご紹介します。



機械器具設置工事とは?


「機械器具設置工事」とは、「他の配管や機械と連動して初めて性能を発揮する機械器具の設置工事」のことをいいます。

例えば、ポンプ設備の据付もその一つです。

ポンプ設備とは、農業用の水や家庭用の水道水などを目的の場所(畑や各家庭)に送ったり、洪水時に市街にあふれた水を海へ排水したりする設備を指します。


この設備が機能するためには、プロペラを内蔵したポンプ本体のほかに、ポンプに動力を与える電動機(モーター)や原動機(エンジン)と呼ばれる機械が必要不可欠です。


この「ポンプとモーター」のように、複数の機器が連動してはじめて機能する機器の設置が機械器具設置工事です。

複数の機械同士を効率的かつ安全に機能させるために、据え付け時には傾きや機器同士のズレを0.001ミリ単位の精度で調整をするなど、専門的な知識を用いた繊細な作業が行われます。


また、建設業とは違いますが、身近な例だと「デスクトップパソコン」もポンプとモーターの関係に似ています。


デスクトップパソコンは、ディスプレイ・パソコン本体、キーボードなど機器自体はそれぞれ独立していますが、これらの機器同士が接続されていないとパソコンとしての機能を発揮出来ないので、「複数の機器が連動して初めて機能する機器の設置(機械器具設置工事)」にとても似ています。


逆に言えば、他の機械を必要とせず機械単体で機能を発揮できる機器の設置は機械器具設置工事業ではなく、重量とび等の仕事に分類されます。


例えば、医療現場で使われるMRIの据付は、機械器具設置工事ではなく重量とびの仕事だと言えます。

MRIは電源(コンセント)に繋げば、それ単体で機能するためです。


先程の「デスクトップパソコン」との比較でいえば「ノートパソコン」がそれ単体で機能する機械のイメージとして分かりやすいのではないでしょうか。



機械器具設置工事と管工事の違い


機械器具設置工事とよく一緒に聞く言葉として「管工事」があります。


国土交通省によると「管工事」とは、「冷暖房、冷凍冷蔵、空気調和、給排水、衛生等のための設備を設置し、または金属製等の管を使用して水、油、ガス、水蒸気等を送配するための設備を設置する工事」とあります。

(参考サイト:業種区分、建設工事の内容、例示、区分の考え方(H29.11.10改正)


機器の設置という点では、機械器具設置工事と管工事は同じですが、機器の種類によっては「管工事」や「電気工事」といった専門工事としての許可が必要となります。


同じ機器設置でも専門的な配管工事を要するものを「管工事」といい、電気工事や管工事など専門工事の許可を必要としない機器の設置が「機械器具設置工事」です。


<機械器具設置工事の具体例>

プラント設備工事、運搬機器設置工事、内燃力発電設備工事、集塵機器設置工事、給排水機器設置工事、用排水機器設置工事、ダム用仮設備工事、遊戯施設設置工事、サイロ設置工事、立体駐車設備工事




機械器具設置工事の魅力


■設置した機械が未来へと残るやりがい

機械器具設置工事で設置した機械は、「縁の下の力持ち」として、その後数十年と残り続け、生活基盤の一部として社会を支え続けます。


接客業など他の業種では、人と対話する喜びなど、また違ったやりがいがありますが、建設業の仕事には、自分の仕事が形として残り続けるものが多く、その機械も生活に欠かせないものがほとんどです。

私たちの生活や経済活動に直接貢献していることを強く感じられるのはこの仕事の醍醐味です。


■社会への貢献感の高さ

機械器具設置工事で設置される機械は、工場機械や生活基盤を支えるポンプ設備など、私たちが安全に安心して暮らしていく中で欠かせないものばかりです。


普段はあまり周囲の目に触れない仕事ながらも、時にはそこに暮らす地域の方々から「ありがとう」と感謝の言葉をかけていただける重要な仕事です。


「何か人の役に立ちたい」という想いを叶えられるのが、この仕事の魅力です。


■自身の成長につながる

機械器具設置工事は、小さな機械から大型で重量のある機械を扱うことから、到底ひとりだけではできない仕事です。また、大型の機械ともなれば入念な計画や他者との綿密なコミュニケーションも欠かせません。


日々仕事をする中では、0.001ミリ単位の繊細な作業を行う技術や姿勢、集中力が培われますし、リーダーとして工事を率いるのであれば、計画立案力やチームマネジメント力が鍛えられます。


新人の方であれば、その現場をよく観察・質問するだけでも、先輩の仕事の進め方や取り扱う機械器具への理解が深まり、コミュニケーションの取り方も培われていきます。


一人で黙々とやるのではなく、チームでの仕事だからこそ、自身の成長へと繋がります。



山本工業には成長しやすい環境があります


山本工業では、今回紹介した機械器具設置工事と管工事を主力事業としています。

一年間で請け負う現場も多く、基本的に「3人一組」のチーム体制で現場に入ります。

たとえ、未経験または経験の浅い職人さんでも、先輩職人のスキルを間近で見ることができ、丁寧に教えてもらいつつ実践ができるため着実にスキルアップしていきます。


また、弱みを克服するのではなく、「溶接が得意」や「重量物の吊り作業が得意」、「繊細な作業が得意」など、それぞれの強みを見つけ伸ばしていく育成方針で、それもスピード感のある成長へとつながっています。


ここまで、機械器具設置工事の仕事内容や、山本工業の想いを紹介してきました。山口県防府市または、山口市や周南市など周辺にお住まいの方で、「機械器具設置工事にたずさわってみたい!」、「溶接や管工事、重量とびの経験を活かしたい!」、「未経験だけど自分の強みを見つけ、手に職をつけたい!」という方は、ぜひ山本工業にお問い合わせください。


まだ見ぬあなたと共に働けることを楽しみにしています。


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