機械器具設置工事とは?初心者向け解説!
皆さんこんにちは、山口県防府市を拠点に、県内・隣県を中心に管工事・機械器具設置工事などを手掛けている株式会社山本工業です。
本日から新年度ですが、建設業の世界に飛び込んだばかりの方は、これから覚えることがたくさんあるかと思います。今回は、その中でも 「機械器具設置工事業」 について、初心者の方にもわかりやすく説明します!
機械器具設置工事とは、工場や建物などに機械設備を設置し、安定して稼働できるようにする工事のことです。例えば、大型の機械を工場に取り付けたり、コンベヤーやポンプなどを設置・調整したりする作業が含まれます。
「建設業」と聞くと、建物を建てる仕事をイメージするかもしれませんが、機械器具設置工事業は「建物の中で機械を設置・調整する専門分野」です。工場や施設がしっかり稼働するために必要不可欠な仕事で、まさにモノづくりや社会インフラを支える重要な役割 を担っています。
これから詳しく説明していくので、ぜひ基本を押さえていきましょう! 💡
1. 機械器具設置工事の具体的な内容
機械器具設置工事は、単に機械を置くだけでなく、次のような作業を行います。
① 機械の搬入・据え付け
- クレーンやフォークリフトを使って、重量のある機械を設置場所まで運ぶ。
- 機械を設計図通りに正確に設置し、固定する。
② 配管・配線の接続
- 設置した機械が動作するように、電源や制御盤と接続する。
- 必要な場合は、配管工事(水やガス、油圧など)も行う。
③ 試運転・調整
- 設置した機械が正しく動くかテストする。
- 異常がないかチェックし、微調整を行う。
2. 機械器具設置工事の例
以下のような機械の設置が該当します。
- 水処理設備(ポンプ、水門・樋門、除塵機)
- 工場設備(生産ライン、コンベヤー、ロボットアーム)
- 発電設備(タービン、ボイラー、発電機)
- 空調設備(大型エアコン、冷凍機)
- 医療機器(CTスキャン、MRI装置) etc...
例えば、弊社では上記のポンプや水門(ゲート)、除塵機と呼ばれる水害の被害を減らすための設備・配管を施工することが多く、大雨の際にこれらの設備が安定的に稼働するよう正確に据付を行なっています!
🌊 水害とは?
水害(すいがい) とは、大雨や台風、洪水などによって 水があふれ、家や道路、田畑などが被害を受けること です。水の力はとても強く、放っておくと 建物が壊れたり、土地が浸水したり、人が避難しなければならない状況 になることもあります。
3. 機械器具設置工事に関連する資格
この工事を行うには、特定の資格や免許が必要になる場合があります。
✅ 機械器具設置工事業の許可(一定の規模以上の工事を請け負う場合)
✅ 玉掛け技能講習(クレーンを使って機械を運ぶとき)
✅ 電気工事士(電気配線を扱う場合)
✅ フォークリフト・クレーン運転資格(重機を使用する場合)
4. 機械器具設置工事のポイント
- 安全第一! 重い機械を扱うため、作業ミスが重大な事故につながる。
- 正確な据え付けが重要! 位置や角度がズレると、機械が正常に動作しないことも。
- チームワークが大切! 運搬、設置、調整まで多くの人が関わるため、連携が重要。
まとめ
機械器具設置工事は、工場や施設の重要な設備を正しく設置し、安全に運用できるようにする仕事です。資格や経験が必要な専門的な分野ですが、工場やインフラを支える重要な役割を担っています! 💡
それでは今日も一日、ご安全に!