人生で必ず通る道ともいえる「就職(転職)活動」。
時間の限られた人生において、「こんなはずじゃなかった...」「仕事で全然結果がでないし、楽しくない...」と仕事や企業の選択で失敗したくないと考えている方も多いのではないでしょうか?
特に、建設業界は技術職(職人)、施工管理技士、設計など様々な職種がある上に、工種も土木・建築・電気など合計で29種類と幅広いです。また、大手企業から中小企業まで数えきれないほどの企業があるため、適した企業を選び失敗を防ぐためには事前の準備がとても大切です。
このような失敗を防ぐには、ずばり次の3つのポイントを考えて整理しておくことが大切です。
1. 目的を明確にする
2. 自分の得意・不得意を知る
3. とにかく情報を集める
今回の記事では、この3点について詳しくご紹介していきますので、もし建設業界での就職を考えている方、あるいは就職活動中の方は、ぜひご覧ください!
1. 目的を明確にする
まず一つ目のポイントは「目的を明確にすること」です。
就職をする目的が明確だと、応募先の企業を選びやすくなります。
例えば、「高収入を得たい」という目的があれば、「業績や利益率がしっかりしているかどうか」、「昇給・ボーナスの実績が豊富かどうか」という視点で企業を探して入社できれば理想に近い働き方ができます。
他にも「成長をして、キャリアアップしたい」という目的がある場合、「教育制度・環境が充実しているかどうか」、「若いうちでも責任のある仕事を任せてもらえる環境があるかどうか」という軸で、候補となる企業を探しやすくなります。
このように、就職の目的をはっきりさせることで、理想の働き方ができる企業を探しやすくなり、結果として「こんなはずじゃなかった...」という事態を防ぐことができます。
逆に、目的が曖昧なままだと、なんとなく求人情報を見て回ったり、候補となる企業が中々決まらなかったりと、多くの時間とエネルギーを浪費していしまいます。そして、そのまま就職が決まったとしても働き方に違和感を覚えたり、不満やストレスを感じてしまうことにも繋がりかねません。
目的を整理しておくことは、時間のかかることかもしれませんがとても重要なアクションなので、上手くまとまらなくても、ある程度の方向性が決まるまで考えてみるとよいかもしれません。
2. 自分の得意・不得意を知る
就職活動で失敗しないために整理しておきたいポイントとして次に大事なのが「自分の得意・不得意を知ること」です。
ここを整理すれば、自身の能力を最大限発揮できる仕事・企業を選ぶことができ、将来的な自己成長やキャリアの進展へと繋がりやすくなります。
例えば、「手を動かすよりも、頭を使う作業が得意」という方は、知的労働が必要とされる施工管理技士や設計などの仕事の方が成果出しやすいのではないでしょうか。逆に、手を動かすのが苦手な人が「職人」という仕事を選択してしまうと、ミスが多発したり、思うように成長しなかったりという結果を招く可能性があります。
また、もっと踏み込んで実務の観点で見ると「細かい作業を丁寧に仕上げる作業が得意」という方は、0.001mm単位での調整が要求される機械据え付けや丁寧な技術を要する溶接作業において、成果を出しやすいと考えることができます。逆に、力仕事がメインの業務になってしまうと能力を十分に発揮できなくなってしまいます。
不得意なことを克服して成果を出すには、相当な量の労力が必要です。また、それを得意とする人もいる中で勝ち抜いていくことはかなりの困難を極めます。
つまり、「不得意なこと」をしなければならない・能力を発揮できない環境を選択することは自己成長やキャリアアップを考えると得策ではなく、いずれ大きなストレスとなってしまいます。
不得意を克服する(マイナスをゼロにする)ことよりも、得意を伸ばす(1を100に近づける)ほうが、より実現しやすい場合が多いため、「得意・不得意」を知り、その能力を最大限発揮でき成長させられる仕事や会社を選ぶことが肝要です。
得意なことに取り組めば、成長実感や楽しさを得られやすく、満足度も高まるため、ぜひこの点を整理してみてはいかがでしょうか。
3. とにかく情報を集める
納得のいく会社・仕事を選びをするための3つ目のポイントは「とにかく情報を集めること」です。
応募や入社前に、「入社してからの仕事内容」や「企業文化」、「働く人の人柄」など、いくつかの点で十分に情報収集を行うことで、企業とのミスマッチを防ぐことができます。
ここでいうミスマッチとは、働き方や職場環境・人間関係に不満やトラブルを抱えることを指します。就職における失敗と言えば、このミスマッチを思い浮かべる方も多いかもしれません。
事前にホームページや会社訪問、リモートでのカジュアルな面談を通じて企業文化や働く人の雰囲気を知ることができれば、「自分が企業にあっているのかどうか」や「上司となる人との相性はどうか」といった判断ができます。
逆に情報が少なければ少ないほど、必然的に不確実なことが多くなるため、仕事内容や企業文化、周りの人とのミスマッチが発生する可能性が高まります。
特に建設業においては、
・怖い人ばっかりいそう
・福利厚生がしっかりしているか分からない
・仕事について聞いても「見て覚えろ」と言われるんじゃないか
などのイメージを抱く方もいるかもしれません。
そういったイメージが本当なのかどうかを知るためにも情報収集はとても大切ポイントです。
まとめ
さて、失敗を避け納得のいく企業選びをするためには「目的を明確にする、自分の得意・不得意を知る、とにかく情報を集める」という3点について整理しておくことが大切だとご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?
「仕事」は、人生の中で睡眠と同じくらい多くの時間を使う大切な時間なので、納得のいく仕事人生を選択するために、就職や転職を考えられている方はぜひ参考までに今回ご紹介した点について考えてみてください!
□ 仕事について書いた過去記事のご紹介
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・建設業界で中小企業に就職する魅力とは?未来を切り開く働き方を考える
【使用画像】
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